ダイエットメニューの考案
ダイエットを成功させるためには、ダイエットメニューの工夫が必要です。ダイエットを意識して食事メニューを組むのなら、野菜や果物を多めにし、油ものや、肉料理を少なくして、カロリー摂取量をコントロールすることが重要です。
また、ダイエットをしている時の食事のメニューは、カロリー面だけでなく、栄養面でも不足がないようにすることが必要です。しかし、いくらダイエットといっても、肉を少しも食べず、ぎりぎりまで摂取カロリーを減らすメニューにするのは、おすすめしません。
カロリーの低い、脂肪分のないメニューを続けていると、健康を損ねてしまう可能性があります。低カロリーなメニューでダイエットをしていると、健康維持に必要な脂質が確保できません。潤いのある、若々しいお肌をキープするためにも、ある程度の脂質を含む食事メニューが必要です。
✔️基本はバランスの良い食事
ダイエットをしているからといって、栄養の偏りが大きい食事メニューを続けていると、健康を保つことが難しくなってきます。ダイエットが原因で、病気になってしまったという方もいるようです。髪が薄くなったり、肌がかさかさになったり、ダイエットのために十分な食事をしなかったためになってしまったという人もいます。
生理が定期的に起きなくなった理由が、ダイエットのための食事制限にあったという方もいます。健康的な体を持つ女性であれば、きちんと生理はあるものです。ダイエットをして、食事から得られる栄養が偏ったために、ホルモンのバランスが乱れてしまう人もいるのです。
ダイエットメニューでは食事のバランスをよく考えて、単品メニューにはならないようにしてください。体に必要なビタミン、ミネラル、炭水化物、脂質をきちんと補給できるようなダイエットメニューにすることがポイントです。
我慢してる人必見!管理栄養士が選ぶダイエットレシピ25選
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ダイエット中、何を食べたらいいのだろうと悩みますよね。今回、管理栄養士が、おすすめのダイエットレシピを栄養素や食材について解説しながらご紹介いたします。簡単でなおかつ栄養バランスに優れたレシピを厳選しており、すぐに試したくなるものばかりですよ。
ダイエットメニューとホメオスタシス(生体恒常性)について
食事改善をして、ダイエットをしようとする人はたくさんいますが、脂肪がないメニューや、カロリーの少なすぎるメニューは、健康面にマイナスなこともあります。具合を悪くしてしまうと、ダイエットを思うように進められなくなり、本末転倒です。
栄養の偏りが大きいメニューは、その時は体重を落とすことができても、結果的に悪影響になったりします。食事のメニューづくりを間違えたために、ダイエットに挫折してしまう人もいます。食事は、ただ量を少なくすればいいというものではありません。
食事の内容を一品メニューにするという方法もありますが、ダイエットにはプラスに作用しないこともあります。ダイエットについての知識を持たず、ただ漫然と食事を少なくしていると、リバウンドの原因になり、痩せにくい体になってしまいます。
ダイエットをする前よりも、結果として、体重が多くなってしまったという話も珍しくありません。ダイエット中だとしても、脂肪分やたんぱく質を摂取しなかったり、低カロリーの食品ばかりの食事メニューの場合は、あまり長く続けていると体に変調を来たすことがあります。
ホメオスタシスの機能が働いている状態で体重維持ができていれば、ダイエットは成功しているといえるぞ。
✔️現状維持の本能であるホメオスタシス
ダイエットのために食事量を減らし、少ないカロリーで生きていこうとしても、ホメオスタシスが働くことによってダイエット効果が思うように出なくなることもあります。いわゆる停滞期です。食事量を減らし、大幅な減量をすると、体は急激な変化を嫌がって、元の状態に戻ろうとします。
これがホメオスタシス(生体恒常性)です。現状維持が機能のホメオスタシスは、1カ月で体重の5%以上落とすようなダイエットをしたときに発動します。つまり、環境が急変しても体調を維持できるように働くものがホメオスタシスで、何らかのトラブルで食事ができなくなった時などに作用します。
カロリー摂取量が減っても、生き抜くことができるようにと、人は代謝を下げて対抗しようとします。少量のカロリーを有効に使うために、できるだけ代謝が発生しないように順応するのです。ダイエットにより食事を減らしても、ホメオスタシスが作用すれば、少ないカロリーで生きていける省エネ状態になります。
そうなると、カロリー制限をしているのに体重は一向に減らず、食べるとすぐリバウンドするという体になります。ダイエットをしている時の食事メニューを考案する場合、ホメオスタシスが機能しすぎないようにすることが重要になっています。
何回も言うようですが、体に必要なビタミン、ミネラル、炭水化物、脂質をきちんと補給できるようなダイエットメニューにすることがポイントになります。
停滞期はホメオスタシスによる防御機能なので、体が慣れたらまた痩せ始めます。
ダイエットメニューとたんぱく質
体に必要な栄養素は色々ありますが、中でもダイエットに欠かせない栄養とは、たんぱく質です。ダイエットに大事な筋肉を作るためには、筋肉のもととなっているたんぱく質の摂取が不可欠になります。人の体は、生きていくために一定のカロリーを必要としており、これを基礎代謝といいます。
基礎代謝とは安静にしている時でも使うカロリーですので、基礎代謝が高ければ高いほどダイエットがしやすくなります。たんぱく質を補給せず、筋肉が減少してしまったということがないように、ダイエットメニューにはたんぱく質を組み入れましょう。
たんぱく質が十分に補給できない食事にしていると、ダイエットに失敗してしまう場合もあるようです。食事による量だけでなく、たんぱく質の補給ができなくなると、人体は問題が発生しているんだと体が判断してホメオスタシスという機能をスタートさせて、ダイエットのしづらい体質になったりします。
管理栄養士が実践してる栄養バランスのいい食事はこの3つだけ
まとめ
健康維持に必要なくらいのたんぱく質と、カロリーのある食事メニューにしなければ、ホメオスタシスが機能してダイエットに支障が出てしまいます。体に必要なたんぱく質を摂取できていない状態が続くと筋肉量が低下しますので、基礎代謝の低い体になってしまいかねません。
体内の筋肉量が多い人ほど基礎代謝が高くなりますので、筋肉が少ない人ほど基礎代謝が低く、体内のエネルギーが消費されづらい体になります。食事メニューを考える時は、たんぱく質を減らし過ぎたり、極端な低カロリーメニューにすると、逆にダイエットがうまくいかないことが多いので、気をつけましょう。
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