ここ数年「ローファットダイエット」を実践している人が増えてきています。
過度なカロリー制限をしてしまうと、健康を損なうリスクが高まります。
近年ではそういった健康へのリスクがあるダイエット法が問題視されてきていて、意識の高い人たちも「健康的に痩せる」という方向性にシフトチェンジしてきています。
このローファットダイエットは、まさしく健康的に痩せることを理想とするダイエット法なのです。
この記事では、そんな「ローファットダイエットで得られるメリットと避けるべき食べ物」について解説していきたいと思います。
日本人は脂質を過剰に摂取しすぎている

ローファットダイエットの内容としては、1日の「脂質」をコントロールするダイエット法となります。
現代人は「揚げ物」が大好きですよね。
とんかつに天ぷら、から揚げ、魚やエビのフライ、コロッケなど、どれも非常に美味しくてつい食べたくなってしまいます。
しかし、衣のついたこれらの食事をすると、たった1回で1日の脂質の必要摂取量を満たしてしまうと言われています。
つまり、多くの日本人が脂質を過剰摂取しているのです。
ローファットダイエットで得られるメリット/デメリット
ローファットダイエットは、「ロー=低い」「ファット=脂質」という名前の通り、脂質を抑えるダイエット法です。
具体的には、「タンパク質を3割、脂質を1割(もしくは2割)、糖質を6割(もしくは5割)」という割合の食生活にしていきます。
ただし、なかなか食べる物の割合を完璧にコントロールするのは難しいかと思いますので、大まかなイメージとして捉えるだけでもOKです。
1日のトータル摂取カロリーは制限せずに、この割合だけを意識していきます。
年齢や性別によって1日の適切な摂取カロリー量は違いますので、ネットなどで調べておくと良いかもしれません。
このダイエット法を継続することで、いくつものメリットを得ることが可能となります。
筋肉量を維持しやすいので基礎代謝量をキープできる
理想の体型を作る為には、「筋肉量」がとても重要です。
なぜならば、筋肉量があれば「基礎代謝量も高くなるから」です。
ローファットダイエットでは、筋肉を作る上で非常に重要な栄養素であるタンパク質を減らすような食事をしません。
程よい筋肉がありながらも体重が落とせるので、理想の体型に近づける可能性が高まるのです。
無理をしなくて良いので継続しやすい
ダイエットの基本は「摂取カロリーを少なくすること」ですが、ローファットダイエットは適正な摂取カロリーをしっかり摂ってもOKです。
それゆえに、無理をすることがなく継続しやすいダイエット法なのです。
費用が掛からない
世の中で流行しているダイエット法の中には、費用が掛かるものも少なくありません。
しかし、ローファットダイエットの場合は炭水化物やタンパク質といった通常の食材にも多く含まれている栄養素を重視するので、お金が掛かることもそれほどありません。
むしろ、揚げ物や肉類などを購入する機会が減るので、これまでよりも食費が下がる可能性もあると言えるでしょう。
生活習慣病の予防にもなる
現代病とさえ言われている「生活習慣病」ですが、揚げ物など脂質の多い食生活が大きな原因となっていると考えられています。
脂質を抑える食生活を送ることで、生活習慣病を予防する効果も期待できるのです。
そういった意味でも、現代にマッチしたダイエット法だと言えるでしょう。
脂質を抑えることによる倦怠感や体調への影響
脂質はホルモンを作るコレステロールなども含まれているので、制限することによりホルモンの生成が上手くいかずに体調不良やだるさにつながる可能性も。
空腹感が起こりやすい
糖質やタンパク質は消化吸収が早い分、空腹感にも繋がりやすい一方、脂質は消化吸収に時間がかかるので、空腹感は起こりづらいです。

脂質も体に必要な栄養分だ。だから、まったく脂質を取らないという生活は間違い。最低でも1食あたり10gを目安に、1日で30gの脂質は必ず取るようにしたい。
ローファットダイエットの基本となる「避けるべき食べ物」

ローファットダイエットの基本は「揚げ物」を避けることですが、それ以外にも脂質が多く含まれている食べ物は多く存在しています。
以下の食べ物を避けることで、ローファットダイエットのルールを守りながら暮らしていけるはずです。
・オイル系全般・ショートニング・マーガリン・バター・マヨネーズ・脂身の多い肉類・アーモンド・ピーナッツ・ホイップクリーム・ドレッシング・ベーコン・ウインナー・油揚げ
これらの食材を過剰に摂取しないことが重要です。
例えばMCTオイルやオリーブオイルなど、健康にもダイエットにも良いとされるオイルもありますので、少量摂取する分には問題ないでしょう。
まとめ

今回は、「ローファットダイエットで得られるメリットと避けるべき食べ物」について解説してきました。
- 筋肉量を維持しやすいので基礎代謝量をキープできる
- 無理をしなくて良いので継続しやすい
- 費用が掛からない
- 生活習慣病の予防にもなる
ローファットダイエットを実践することで、これらのメリットを得ることができると同時に、デメリットもあることも覚えておきましょう。
無理なく継続しやすいので、「何度もダイエットに挫折してきた」という人でも成功しやすいダイエット法なのです。
ぜひ1ヶ月、2ヶ月と継続して、健康的に痩せてみてはいかがでしょうか?

ローファットは脂肪を抑えて、1日の摂取カロリーを減らす食事方法です。 低GI値の炭水化物を取入れることで、空腹感が軽減され、継続しやすくなるので、ぜひ試してみてください。
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