腸が下垂してお腹がぽっこりしてきたり、慢性的に便秘で老廃物を排除するデトックスができていなかったりしていませんか?
刺激を与えることによって腸の位置を正しく戻して、ぽっこりお腹を解消し、代謝を上げて痩せやすいからだづくりを始めましょう。
今回、そんな腸に働きかける腸もみダイエットについて詳しく説明します。

腸が良くないとどうなる?

最近ではダイエットと言えば、話題に出てくる腸活。
中でも女性は便秘に悩まされている方が多く、ダイエットの天敵としてどうにかしたい方は少なくありません。
そこで、腸が良くないとどうなってしまうのか具体的に知ることで、改善へのモチベーションにつなげましょう。
女性の腸の仕組み

腸って動くということをご存知ですか?
大腸は筋膜に2カ所ついているだけで、小腸に至っては固定されていないため、運動不足などで筋力が落ちると、大腸が小腸を支えきれなくなり、腸の位置が下がってしまいます。
特に女性は男性より骨盤が開きやすいため、余計に腸が下がりやすいのです。

そこへ便秘気味だと食べかすやガスを溜めこんでいる状態なので、腸が膨らみ下腹が出てきてしまいますので気をつける必要があります。
便秘と代謝の関係

【弛緩性便秘】便を押し出せない便秘
【けいれん性便秘】腸の蠕動(ぜんどう)運動が強いためにけいれんが起こり、便が通りにくい便秘
【直腸性便秘】便が直腸に達しても便意が起こらず、直腸に便が停滞する便秘
常に便秘がちで老廃物が溜まったままだと必要な栄養が細胞に回らず、腐敗物から時間をかけて不要な糖や脂肪分も吸収していってしまうため、蓄積されて皮下脂肪となってしまうのです。

代謝が悪くなることでいつの間にか痩せにくい体質になってしまうので改善が必要です。
[腸もみダイエットがおすすめな人]
- 便秘がち
- おなかにガスがたまりやすい
- 腹部の膨満感がある
- 自神経が乱れがち
- ストレスがたまっている
- 代謝機能の衰えを感じる
- 運動が苦手、食事制限が苦手

腸の蠕動(ぜんどう)運動をうながす腸もみダイエット

腸に刺激を与え、同時に腸の血行をよくすることができる腸もみダイエットがおすすめ。
腸の蠕動(ぜんどう)運動をうながす腸もみマッサージによって老廃物が排出されることがダイエットに直結します。
腸内のものを移動させる働きが低下すると、腐敗物だけが残って水分が必要以上に吸収されてしまい、便が硬くなってしまいますから、腸の蠕動(ぜんどう)運動はとても大事なことが伺えますね。
このように毎日のお通じが実はダイエットと深く関係していて、腸を揉むだけでそんな便秘太りの原因である腸の働きを助け、便秘を改善させる腸もみダイエットがおすすめ♪

腸内環境が改善されると、体全体の代謝も上がり、自然に痩せ体質へとなるのです。

1日5分から始められる腸もみダイエット

腸もみダイエットは腹部をもむことで腸を刺激し、腸の動きをよくする方法です。
腸もみダイエットのおすすめのタイミングは、入浴後などリラックスしている時や寝る前に行うと良いでしょう。
痛すぎない、適度な強さで、腹部に対してまっすぐ上から押すことです。
腸に無理な負荷を与えず、リラックスして深呼吸をしながら腸もみマッサージをしましょう。
腸に刺激を与え
・蠕動運動を活発にする
・自律神経を正常にする
・全身の血流を良くする
腸は大きな臓器なので、腸もみマッサージは大腸と小腸に分けて行います。
大腸は、小腸から続く1.5〜2メートルほどの長さの消化器官で水分やミネラルを吸収し、便を作る部位です。
食事をしてから便が排泄されるまでは通常24〜72時間かかります。
生活習慣や環境、食事のとり方が変わったとき。食事の量や食物繊維がたりない、運動不足、便意を我慢、ストレスなどが原因で、腸のはたらきが低下すると便秘になります。
小腸は胃や十二指腸で消化された食物をさらに分解して栄養素を吸収する部位で、吸収された食べ物のかすや吸収されなかった食物繊維が大腸に送られます。
長さ6メートルをこえる筋肉の管で、からだの中における消化管の約80%を占めています。

大腸もみダイエット

大腸の蠕動(ぜんどう)運動を促すには、適度な運動が効果的ですが、これから紹介する大腸押しもみも筋肉に刺激を与えることでお腹周りの血行がよくなり、胃や腸の働きを活性化します。
便の詰まりに大腸押しもみ

便を押し出せない弛緩性便秘の場合、腸の蠕動(ぜんどう)運動を後押しするために朝起きたらすぐに押しもみマッサージをましょう。

大腸を押さえるポイントは5か所あり、分けてマッサージします。
a おへその右斜め下
b おへその右斜め上
c おへその上
d おへその左斜め上 下行結腸
e おへその左斜め下 S状結腸
eのS状結腸は特に便が溜まりやすい場所ですので、ハリがある、硬さや痛みがある時はしっかりもみましょう。
図の様にaからeまでを順番に円を書くようにゆっくり1カ所につき10回×3周繰り返して30回程度マッサージしていきます。
外から抑えることで大腸を刺激し、蠕動運動をサポートします。
小腸もみダイエット

ツボを刺激することでエネルギー代謝を高め、腸の働きを調節しましょう。
小腸もみマッサージは整腸作用、便秘解消などに効果があります。
便秘や下痢に小腸のツボ押し



体の中心線上にあり、へそから指4本分下にある「関元 かんげん」は便秘、胃腸の不調を改善するツボとされています。
呼吸はゆっくりと優しくツボを温めるイメージで手のひらで【の】の字を作るようにくるくる回しながらさすります。
時計回りに一周するペースは、5~10秒を目安にしましょう。

天枢(てんすう)や大巨(だいこ)、気海(きかい)も便秘太りに効果的なツボです

腸もみダイエットの注意事項

腸もみダイエットは空腹時、食後すぐ、ひどい生理痛がある時、妊娠中や出産して間もない時は行わないようにしてください。
あまり強くマッサージをするとひどい痛みを伴ってしまうこともありますので、痛みが強く出るほど抑えないで押すようにしましょう。
気持ちの良い感じで押していく。
時計回りに行う。
みぞおちやおへそは押さない。
1本指のピンポイントな圧は行わない。
まとめ

腸もみダイエットは便秘太りはもちろん、中年太りやメタボリック症候群などの改善効果があります。
ダイエットをもたらす腸にするのか、太ったからだを作る腸にするのかは自分次第です。
一日にたった5分行う腸マッサージを生活の一部に取り入れて習慣化しましょう。

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